さて、生け花ワークショップ、後半編のご報告。
お昼休憩を挟んで午後の部のはじまりです。
午前中、生け花のみならず
説明上手&褒め上手な先生の虜になった生徒一同、
やる気満々で臨みます。
次はいよいよ、今日メインとなる花材を活けていきます。
生け花は、「レイヤー(層)」で構成されています。「遠景」:枝
「中遠景」:花
「近景」:草
といった具合です。
これは、西洋の遠近法という手法が日本に伝わる前の、
日本人独特の空間認識なのではないか、という話もあるそうです。
(興味がおありの方は先生がご紹介下さったteamLabの記事をご覧下さい)
まず最初に、前回写真を載せた「ライデン(ナナカマド)」という
枝ものを活けます。
一人分のつつみには3本程枝が入っていて、
その中から自分でコレ!ココ!と思える枝を選びます。
1時間以上迷っている参加者もいましたが、
「それでいいんですよー^^」と、先生。
「枝ものを活けるのには3年かかる」と言われているそうで、
これが生け花の「要」のようです。
枝ものが決まったら、次に
「スカシユリ」「スカビオサ(西洋マツムシソウ)」「キキョウラン」
を活けていきます。
それぞれについて、先生が写真をご用意下さったため
その木や草花がどのような姿で生きてきたかを想像しながら、
「自然調に」活けていきます。
みんな、
「うーん、これ難しいなぁ」
「あぁぁ〜枝が倒れてきた〜」などと言いつつ、
自分の世界に没頭。
普段、お仕事で忙しくしている方が多いため
休日何かに集中する時間、がいい息抜きとなったようです。
自分が出来た!と思ったところで、
先生に手直しをして頂きます。
先生は、各自のこだわりポイントや気に入っている線を尊重しつつ
それをよりいかせるよう、必要ない部分を削ぎ落としたり、
活けなおしたりしてくださいます。
一枝一枝の活け方のみならず
この枝の「この葉」は取りましょう
などと細部にわたってアドバイス。
前編の最後でも少し書きましたが、
先生は一人一人の意図をうまく汲み取って下さり
良いところをしっかり言葉にして下さるので、
生徒はみんなホクホク顔♪
そう、みんな褒められて伸びるタイプですから!
そして、全員活け終わって、床の間に飾った写真がコチラ!
同じ花材、同じ器(色違い)で活けたのに、
植物の個性・人の個性によって
こんなにも違うんですね〜
生け花って、おもしろい!
ある参加者は、自分の今の状況が生け花に反映されている、とコメント。
また、当初 生け花にあまり興味がなかったというお一人からも、
とても有意義な時間が過ごせた、という感想を頂きました。
花と対峙する時間を通して、
自分自身とも向き合う。
生け花が、単なる趣味の領域ではなく
「華"道"」として長く伝えられる所以が
そこにあるような気がします。
*
今回使わなかった花材も、一輪挿しやコップなどに活けて
色々なところに置きました。
この一週間は、COREで花が溢れる日々となったようです。
この記事を読んでくださっていれば
生け花初体験という方でも一緒に楽しめると思いますので
今回都合が付かず参加できなかった!という方、
次回をお楽しみに...!!
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